1966-06-24 第51回国会 衆議院 商工委員会 第46号
もちろんそれ以前にアメリカ大使館にも相談をして三角貿易、スイッチ貿易ということになり、アメリカの希望も、日本の希望も、インドネシアの希望もこれで満足されるということができたわけなんです。それがいままでずっと継続されてきておった。ところが、今度の経済事情の不安からそれがストップになった。だから事情は、これが発生したとき、あの当時と非常によく似ている。
もちろんそれ以前にアメリカ大使館にも相談をして三角貿易、スイッチ貿易ということになり、アメリカの希望も、日本の希望も、インドネシアの希望もこれで満足されるということができたわけなんです。それがいままでずっと継続されてきておった。ところが、今度の経済事情の不安からそれがストップになった。だから事情は、これが発生したとき、あの当時と非常によく似ている。
それから土台として置きました二千万ドルのうち、千五百万ドルは、御指摘のようにスイッチ貿易でとる。それから千五百と二千の間の五百万ドルは現金で払う、こういう仕組みになっております。
一方、ポンドの方は輸出があるから、ポンドとドルとの交換、もちろんスイッチ・コミッション——スイッチ貿易もやっておりますが、コミッションを取られる。その問題は、日本がそういう立場に置かれていると同時に、ブラジルもヨーロッパ各国もそうなのです。従ってダラー・ギャップの問題は日本だけの問題じゃございません。
それから、スイッチ貿易のことでありますが、これは従来スイッチ貿易はやっております。今もこれは禁止はしておらないわけです。
がしかし今御指摘のように、スイッチ貿易につきましては、八%のコミッションを一応支払うという了解で参つておりますが、大部分は現在貸越しになつております六千万ドルを処理する手段ではございませんで、現行貿易計画でありまする輸出六千万ドル、それから輸入四千万ドル、その差額の二千万ドルのうち、約五百万ドルは先方が米ドル・キヤツシユをもつて一応支払う、あとの千五百万ドルは、要するにドル圏物資をインドネシアのアカウント
それにさらに年間一千五百万ドル程度の、いわゆるスイッチ貿易をいたしまして、大体においてバランスを合せて行くという考え方でございます。四千万ドル買付にはいろいろ問題がございまして、最近二回にわたりましてインドネシアにミツションを派遣いたしまして、具体的な交渉に入つております。だんだん状況が改善されて来ておるということは申し上げられると思います。